住居探しのポイント -総論-

住環境

サイトの大まかな構成が出来上がり、ようやく主要コンテンツの執筆に着手する余裕が生まれました。最初はやはりこれですかね?ブログタイトルにもあります通り、私あまのは築古の木造住宅に住んでおり、特に入居当初は不自由な思いをしていました。おそらく、これから同じ思いをする方は多いと思われますので、それを部分的にでも回避するためのポイントを紹介いたします。



いつ始めるか?

主な引っ越しのタイミングは就職転勤大学入学家庭環境の変化 (介護や出産) あたりかと思われます。これらのライフイベントがポジティブな場合はすぐに住居探しが始められると思います。一方、滑り止めにもならない大学への入学や、不本意な就職・転勤の場合はなかなか住居探しが始められないのではないでしょうか。

介護や出産の時期は家庭によってまちまちではありますが、就職、転勤、入学のタイミングは大体一緒です。スタートのタイミングが一緒であれば、初動が早い方が有利なのは自明です。不本意な引っ越しだからと言って動き出すのが遅いと、売れ残り物件しか選択肢がなく、新生活が余計にみじめなものとなることでしょう。

結論としては、当たり前のことですが、住居探しは今すぐとりかかりましょう。悩みは無用です。

不動産会社に足を向ける前に

住居探しというと、不動産業者を探すことを考えてしまいそうですが、それよりも先にしなければならないことがあります。それは、新居に対する希望のリストアップと、新居に持ち込む物品のリストアップです。これが決まっていないと、業者さんとの物件探しの効率を損ねます。また、悪質な担当者に当たった場合、主導権を握られて借主の決まらない不良物件をあてがわれる恐れがあります。以下、詳述します。

新居に対する希望

まず、経済的な状況は無視して引っ越しをシミュレーションしてみましょう。築浅物件がいい、駅近がいい、広い方がいい、東向きの窓が欲しい、風呂トイレ別がいい、オートロックがいい、上層階がいい、宅配ロッカーが…と次々に希望が出るのではないでしょうか。個別の事情により特殊な希望も出てくるかもしれません。それらを全てメモしましょう。現実的に無理かはこの時点では考慮する必要はありません。どうせ不動産業者の方と相談する際に妥協しまくるハメになるのですから。今のおんぼろ長屋を紹介してくれた担当者の方は、以下のような模式図で物件探しとはどんなものかを説明してくださいました。それをもとに、物件探しの概念図を作成いたしました (図1)

図1の場合、借主さんは「広くないとだめ、洗濯機は絶対に屋内に設置、築浅がいい、駅からは遠くてもいいし、低層階でも高層階でもいい、スーパーや市役所も遠くていい、日照も気にしない、風呂トイレも一緒でいい、オートロックや宅配ロッカーはなくてもいい、独立洗面台いらない、駐車場いらない」という方です。それに対して不動産会社の担当の方は①~③のプランを提示した、という例になります。各プランの説明は以下の通りです。リアリティのある事例を考えてみたのですが、不動産関係の方いかがでしょうか。

  • プラン① 借主の要求度の高い項目を優先的に満たし、低い項目は完全に捨てる。
  • プラン② 洗濯機が屋外置きという致命的な欠点を妥協してもらえれば、ほかの項目は高水準。
  • プラン③ 借主の要求をほぼ満たし、重要でない項目も高水準。

物件としてはプラン③が一番いいように見えますが、そういう物件は家賃が高いです。図1のレーダーチャートに「家賃」という一番大事な項目が抜けているのが気になった方も多いと思いますが、家賃はグラフの赤・黄・緑の面積に相当します。「レーダーチャートにおける面積が大きい=優良物件=家賃が高い」ということですね。(面積といっても、各軸の大小が概念的なものであり、軸によっては不連続量を取っているので、厳密な数式とは思わないでください。あくまでイメージです。)

プラン1~3では各々特徴が異なりますし、自分で構想を練る時点で②のような極端な物件は想像しにくいと思います。したがって、まずは予算やら現実的な希望などは無視して、希望することリストを作りましょう。繰り返しになりますが、妥協点は不動産の担当者の方と会ってから探ればいいのです。

「リストを作るほど想像力働かないし…」という方は、適当な賃貸サイトにアクセスしましょう。「希望の条件」などをチェックボックス形式で列挙してくれています。それを参考にリストを作ると漏れが少ないかと思います。「リスト作りも業者に相談すればいいじゃん」と思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、上述の通り、業者に主導権を取られてリストを作られてしまうと、気づけば自分の希望と全く異なる物件の契約を結んでいた、となる恐れがありますのでやめるべきです。無事、リストアップができたら、優先順位をつけていきましょう。これをもとに業者の方に相談すると話が早いです。

新居に持ち込む物品

「今の家で使っている冷蔵庫置けるかな?」ということです。持っていきたい物品とそのサイズをリスト化しましょう。 初めて実家を出る方にはあまり関係ないかもしれません。これは「新居に対する希望」リスト「旧居で使用している〇〇を設置できる」という項目として含めようかとも思ったのですが、「レーダーチャートの面積=家賃」の面積計算に反映されない事項ですので、別項目といたしました。

前項目の希望することリストを作りこんで大まかに物件を絞り込むと、次は各部屋の細かい間取りなどの確認になります。寸法を見て、明らかに設置できない家具があれば、持ち込みをあきらめるかその物件をあきらめることになります。あまののように、ファミリー向けマンションから単身用築古物件に引っ越す場合、冷蔵庫や棚などがとにかく大きいので、問題になることがあります。処分や買い替えが必要な場合、引っ越し予算が一気に膨れ上がるのも恐ろしいですよね

物件探しが振出しに戻ると大変げんなりしますが、引っ越しの日に発覚するよりマシです。退去までに処分できないと、最悪の場合、退去日が伸びて家賃を余計に払うことになってしまいます。リストを作成することで未然に防ぎましょう。話はずれますが、組み立て式家具の場合、現在の住居からバラさないで搬出できるかも確認しましょう。

以上の準備ができたらいよいよ物件探しです。

不動産会社をハシゴする必要はあるか? -釣り堀理論-

「希望の物件が見つからない場合は別の業者に聞いたら見つかるかも」と考える方は多いのではないでしょうか。どうも答えは「NO」らしいです。30~40年前ならともかく、今はネットにほぼ全ての賃貸物件情報がアップされており、業者はおろか素人でも大半の情報にアクセスできるそうです。もし、業者間で提案する物件に差があるとすれば、能力ややる気に著しく差があるということなのだそうです。

上述の不動産業者の担当の方は物件探しを釣り堀に例えて解説してくださいました。それを図2に示します (いらすとやって便利ですね)。一つの釣り堀 (ネット) にたくさんの釣り人 (不動産業者さんまたはお客さん本人)糸を垂れている (物件を検索している) のが分かると思います。上の二人のような問題のある担当に当たらない限りはどこの業者さんでもヒットする物件はほとんど変わらないわけですね。

たくさんの業者をハシゴしていると、その間に釣り堀の魚 (物件) はほかの釣り人に取られるリスクが増大します。したがって、担当の方に強く不信感を覚えるなどの例外的なケースを除けば業者のハシゴは避けるべきです。誠実さが感じられる方であれば、希望を満たさない物件しか釣れなくても納得する必要があります。担当の方とよく相談しましょう。物件探しは運の要素も強いですからね。

まとめ

  1. まずは自分が新居に希望する要件を列挙する (現実性は度外視)
  2. 1で列挙した要件に順位付けをする
  3. 旧居から新居に持ち込む物品の寸法を計測する
  4. 2のリストをもとに不動産業者に相談し候補を絞る
  5. 4の候補物件に3のリストの物品が持ち込めるかを確認する
  6. 必要に応じて4に戻る

最後までお読みいただきありがとうございました。執筆する体力と気力が戻り次第、各論の執筆を行いたいと思います!

追記 (2021/08/27): 各論記事を追加しました。

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