お久しぶりでございます。あまのです。とっても久しぶりの投稿です。だんだん暖かくなってまいりました。湿度も上がってきてお肌に優しい季節ですね。
築古狭小物件の湿度事情
以前の記事で築古狭小物件の室温は外の気温の影響を強く受けると説明いたしました。補足させていただきますと、気温だけでなく湿度も同様です。雨が降ると60%を超え、冬は測定不能の低さになります。
梅雨から夏、そして台風の時期になりますと、部屋干しの洗濯物は生乾き、風呂上りは汗でべたべたという具合になります。あまのが以前住んでいたアパートでは、大雨のたびに壁紙がはがれておりました。また、築古狭小物件では浴室に換気扇がついていないため窓を開けて換気しなければいけないというパターンも多いです。外の湿気が高い場合は当然窓の開放など無意味というか逆効果ですので、他の方法で除湿しなければなりません。
除湿機の限界
湿った空気を吸って乾いた空気を吐き出すという単純な装置で、故障も少ない除湿器ですが、唯一注意しないといけない点は、タンクの容量が有限であることです。タンク容量は3Lなどが一般的のようですが、3Lいっぱいになるのは意外と早いです。あまの邸では梅雨時でなくとも6-8時間でいっぱいになります。専業主婦でしっかり者のお母さんや奥さんがいる勝ち組の方は「タンクがいっぱいになるなんておとぎ話でしか聞いたことないよ?」という感じでしょうか?
在宅時間のほぼすべてが睡眠に割り当てられるような生活を送っている方には、出勤前のバタバタや退勤後の疲労マックスの中で他の家事と並行してタンク内の水の廃棄を行うのはストレスだと思います。タンクの水の廃棄を行わないと湿度は常に60%オーバーです。洗濯物は生乾き臭を放ち、浴室にはすぐカビが生えます。ユニットバスのアパートであれば入浴後の便座もずっと湿りっぱなしです。このストレスがさらにタンクの排水モチベを下げてQuality of life (QOL) 下がりまくりですね。放置することによって除湿器買った意味もそのうちなくなります。
限界突破する方法
さて、排水タンクの容量を超えて永続的に排水する方法はないのでしょうか?除湿器をすでにお持ちの方は取説の後ろ3/4あたりをご覧ください。見つかりましたでしょうか?ホースの取り付けについての説明が。ホースを介してタンクに水をためずに捨ててしまえばタンク容量を気にすることなく排水し続けることができます。
「ホースをつけるなんてかっこ悪い」と思われる方がいらっしゃると思いますが、築古狭小住宅に住んでいて、お招きするお客さんすらいないようなみじめな人生をおくっていらっしゃるあまの系の皆様には見た目なんて関係のない話だとは思いませんか?
「電化製品使いっぱなしは電気代がやばそう」という主張には理解いたしますが、意外とお金はかかりませんでした。洗濯物が乾かないストレスや排水タンク内の水捨てのストレスを考えると間違いなくプラスでしょう。
「DIYは苦手だからホースなんてつけられない」という方はご安心ください。ホースをねじ込むだけでおしまいです。
以下、必要なものや方法を解説いたします。
必要なもの
必要なものをわざわざ書き出す必要もないかと思いましたが一応。
除湿器
当たり前ですが、除湿器の連続排水に除湿器本体が無いと話になりません。ネットでも電気屋さんでもいいので、探してみましょう。ただ、情報のソースによっては連続排水対応かどうかが記載されていないことがあります。一般的に、三菱電機、シャープ、パナソニック、アイリスオーヤマなどの有名国産メーカーだと連続排水対応のことが多いようです。
あまの邸にあるのは以下の製品の旧モデルです。大体2~3万円出せばちゃんとしたものが手に入るみたいです。
2023/03/12追記
ふるさと納税でも除湿器って手に入るみたいですね。収入に応じて節税に利用してもいいかもしれません。高額所得者ならね、ははははは(乾いた笑い)。
ホース
ホースを使って連続排水するので、ホースが必要なのも当たり前ですが、ホースを買う機会は意外とないと思うので、どこに売っているのか迷うかもしれません。コンビニにはまず売ってないですしね。大型のスーパーとかホームセンター、いまや姿を消しつつある個人経営の金物屋さんなどで取り扱っていると思います。
ホースには内径と外形があります。取説を見て、両方を満たすものを買いましょう。ひょっとしたら内径しか書いてないかもしれませんが、太すぎると本体に収まらず、細すぎると切れてしまいますので、気を付けましょう。内径15ミリ、外形20ミリという規格が多いみたいです。短くても2メートルくらいなので、もっと短い方がいい方は切断しましょう。
排水先
「ホースの先は洗面器に…」などと考えていませんか?それ、タンクが洗面器に変わっただけで、解決してませんよ!しかも、タンクと違ってあふれ放題ですから!排水先の候補は、ベランダ、流し、浴室などになります。
ベランダ
マイホーム持ちの方の中には壁に穴をあけてベランダにホースを出して排水されている方もいらっしゃるようです。賃貸住宅ではそんなことはできませんので、もし排水先にベランダを選ぶ際には、窓パネルを設置しましょう。窓枠にはめてホースを通すためのものです。エアコンのダクトを通すのが主な用途になりますので、ホースのように細いものを通したいときは穴の径をよく見ましょう。
流し
流し台に排水する際には、除湿器よりもだいぶ高いところに排水することになります。あまのはやっていないですが、タンク内にポンプをセットしてくみ上げる方法があるらしいです。複雑すぎてトライする気になりませんが…
ただ、後述の、浴室に排水するパターンを採用する場合には、入浴中にホースの先を一時置きするのには使えます。浴室と流しが近い場合限定ですが。
浴室
浴室への排水は一番お手軽でお勧めします。ただ、バリアフリーならぬバリアフル住宅では浴室に入るときに段差がありますので、排水の妨げになります。このようなケースでは、台を置いて高さを稼いでやる必要があります。
除湿器はそこそこ重たいので、チャチな台ではゆがんでしまいますので、きちんとした材質のものを選びましょう。
準備した後は?
スイッチオン!以上!
おわりに
これやると雨の日でも湿度が40%台で止まってくれるのでありがたいです。除湿器があれば1万円かからずにセットアップできますし、除湿器込みでも3万円前後で達成できます。
レッツトライ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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